柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

『季刊思潮』no.4, 1989.4 特集=〈近代の超克〉と西田哲学

no.4, 1989.4 特集=〈近代の超克〉と西田哲学
廣松渉浅田彰市川浩柄谷行人「共同討議 〈近代の超克〉をめぐって:関係の内面化状況から浮上する〈日本〉という無根拠な自信」 
● ミシェル・マフェゾリ+中村雄二郎+水林章+市川浩「社会的認識とポストモダンディオニュソス的知による社会の全体的認識をめざして」
松井孝典「〈現場の思考〉4 進化する地球と生命圏」(聞き手・構成:市川浩
鈴木忠志七字英輔・西堂行人「無意識に回帰する演劇状況:批評と舞台との対話は可能か」
村上陽一郎「パラディグマ的認識」
● 内田芳明「悲劇的なるものとユーモア」
● 水沢勉「人間の風景のなかに:オットー・ディックス『鳥の舞う雪のランデック』をめぐって」
鈴木隆之「建築批判:「大文字の建築」とは何か」
松本小四郎「劇作家の死と演劇の現在」〔→第1章、『劇作家の死を超えて』思潮社、1990.3〕
北村太郎「マツリのあと」
季評
● 絓秀実「「純文学」をもこえて」 
國吉和子「消滅する構造:舞踏家の老後のために」
間宮芳生「音楽と身ぶりの記号」
連載
笠井潔現代日本作家論2 球体と亀裂:大江健三郎論2」 
川村湊「近世狂言綺語伝3 異類と異界の物語」
川村毅「吸血鬼の演劇3 見捨てられた肉体 2」
宇佐美圭司宮澤賢治春と修羅』序 私註 3:心象スケッチ論」
水村美苗「続・明暗4」