柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

『批評空間』第1期,no.1, 1991.4「特集=近代日本の批評」

『批評空間』第1期, 1991.4-1994.1
 『季刊思潮』(1988-1990 思潮社)の後続季刊誌。
編集委員浅田彰柄谷行人、編集顧問:Paul Anderer(ポール・アンドラ)、Harry Harootunian(ハリー・ハルトゥーニアン)、市川浩磯崎新岩井克人、Frederic Jameson、Masao Miyoshi(マサオ・ミヨシ)、Edward Said鈴木忠志
編集人:山村武善、発行人:福武總一郎、発行所:株式会社福武書店
•no.1, 1991.4「特集=近代日本の批評」
•no.2, 1991.7「特集=近代日本の批評」
•no.3, 1991.10「特集=近代日本の批評 カント(再)発見」
•no.4, 1992.1「特集=湾岸戦争以後 小説の論理あるいはフェミニティとモダニティ」
•no.5, 1992.4「特集=江戸思想史への視点 ヘルダーリンとドイツ・ロマン派」
•1992.6, 「臨時増刊号Anyone」
•no.6, 1992.7「特集=スラヴォイ・ジジェクラカンの可能性」
•no.7, 1992.10「共同討議 植民地主義と近代日本」
•no.8, 1993.1「共同討議 夏目漱石をめぐって」
•no.9, 1993.4「特集=ネーションとナレーション」
•no.10, 1993.7「特集=芸術の理念と〈日本〉」
•no.11, 1993.10「特集=音声と文字/日本のグラマトロジー
•no.12, 1994.1「特集=中上健次をめぐって」


no.1, 1991.4「特集=近代日本の批評」
特集 近代日本の批評
浅田彰柄谷行人野口武彦蓮實重彦三浦雅士「共同討議 明治批評の諸問題1868-1910 国民国家の形成の「文学」という制度」(1991.1.17.) 
野口武彦「近代日本文学と「批評」の発見」 
柄谷行人「『日本近代文学の起源』再考」
小森陽一「近代批評の出発」
● Paul de Man「時間性の修辞学 1:アレゴリーとシンボル」(保坂嘉恵美訳)
● Frederic Jameson「理論の政治学ポストモダニズム論争におけるイデオロギー的立場」(鈴木聡訳)
子安宣邦宣長・自己のイマーゴ:「宣長問題」の序章」 
● 山田広昭「ヨーロッパ精神と日本精神:「虚ろな合唱」をめぐる覚書」
● 村井紀「富永仲基:江戸のマイノリティ」
● 菊地誠「建築/シミュレーション/パースペクティブ
井口時男「悪文の初志:椎名麟三論」
市川浩「根源からの呼びかけ:予兆を求めて1」
連載
岩井克人貨幣論」1
松浦寿輝「虚空への上昇:エッフェル塔試論1」
水村美苗「見合いか恋愛か:夏目漱石『行人』論1」
● 八束はじめ「スターリンの建築」1
● Slavoj Žižek「イデオロギーの崇高な対象 第1部=症候」1(鈴木晶訳)
柄谷行人「編集後記」(1991.2.14.記)/ 浅田彰「編集後記」