柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

川勝正幸 うれしはずかしツイン・ピークス団体旅行。

 ひとりで参加するのはちょっと不安なので、年末進行中、箱根小涌園での”ツイン・ピークス29時間連続視聴耐久レース”に参加した戦友−リンチを敬愛する『バナナチップス・ラブ』の高城剛監督、自称東京オードリーの『ブルータス』山本恵子、結婚間近なのにアルバート命と騒ぐ『ぴあ』の湯山玲子を道連れにした。ちなみに私たち4人は自費で参加。業界人招待ではない。

 キアナ・ロッジを後にスノコルミーへ着いた我々は、パイロット版のおいしい現場のほとんどを1日で足早に回った。結局、頭に残っているシーンのロケ地に立ち、登場人物気分で写真を撮るのが一番なのだ、と皆割り切って楽しんだ(中にはガイドを片手に「ここに電柱がない」などと細かいチェックをする学究肌の方もいたが)。

(GULLIVER No.48 1992 4/23)