第2期『批評空間』II-2, 1994.7「特集=ベンヤミンから出発して」
II-2, 1994.7「特集=ベンヤミンから出発して」 本号よりAndreas Huyssen、John Rajchmanが編集顧問に加わる
● 柄谷行人・浅田彰・渡部直己・村井紀・安宇植「共同討議 〈差別〉と文学:『日本近代文学と〈差別〉』を出発点に」(1994.4.17.)
小特集 ベンヤミンから出発して
● 「ベンヤミンからデジタル美学へ:ディスクール分析を通って ノルベルト・ボルツ氏に聞く」(聞き手・訳:石光泰夫)
● Norbert Bolz「ベンヤミンの美学」(石光泰夫訳)
● 石光泰夫「ベンヤミンの「身体空間」」
● Susan Buck-Morss「大衆文化の夢の世界:ヴァルター・ベンヤミンの近代理論と見ることの弁証法」(竹内孝宏訳)
● Samuel Weber「決定に異議を申し立てる ヴァルター・ベンヤミンとカール・シュミットの演劇:神学的政治学」*6(大久保譲訳)
● Jacob Taubes「カール・シュミット:反革命の黙示録を書く男」(杉橋陽一訳)
● 杉橋陽一「ヤーコプ・タウベスについて」
● Martin Jay「イデオロギーとしての「美学的イデオロギー」:政治の美学化とはどういうことか?」(田村斉敏訳)
● 守中高明「灰の分有:パウル・ツェラン試論」
● 井口時男「田舎者の桶:中野重治の「正名」」
● 藤井貞和「表現としての日本語:文法的時間の挑発」
● Jacques Derrida「フロイトに公正であること:精神分析の時代における狂気の歴史」2(石田英敬訳)
● 松浦寿輝「襲(カサネ)と褥(シトネ):折口信夫論1」
● 多和田葉子「聖女伝説」2
● 水村美苗「日本近代文学:私小説 from left to right」8
● 柄谷行人「編集後記」(1994.5.22.記) / 浅田彰「編集後記」