柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

今日からドゥルーズ『スピノザ』(平凡社ライブラリー)を読む

先週の土曜、ライブドア・オート柏のチラ紙に
「本年1月1日に社名を変更しました」。


笠井潔VS.法月綸太郎「現代本格の行方 クイーンと第三ステージの歴史」
笠井潔『探偵小説と二〇世紀精神』(東京創元社

法月 でも、僕はそれだけじゃなくて、データの収集や試行錯誤、失敗も含めて名探偵と呼びたいというようなことを言ったら、それに対して東君が言うには、浅田彰柄谷行人という人たちは、ベルグソン小林秀雄にすごく警戒心があるので、時間的な持続というものを排除して、チャートにまとまる哲学や理論を強く押し出してきた。時間の哲学が持つヤバさに対してすごく禁欲していたために、一目ですべてを把握する空間的な理論構成にどんどん進んでいったというんです。そういう人たちに比べると、東君は時間の哲学に対する抵抗が少ないから、逆に浅田、柄谷的な空間の哲学の弱点がよく見えるんだと。