柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

柏・高島屋の横田めぐみさん写真展は終っただろうか

丸山眞男『増補版 現代政治の思想と行動』(未來社)

日米交渉においても最も難関だつた問題が中国からの撤兵問題であつたということは既成事実の重圧がいかに大であつたかを語つている。東条は来栖大使の米国派遣の際にも、この条項だけは絶対譲歩出来ぬことを繰返し強調し、もしこの点譲歩するならば「靖国神社の方へ向いて寝られない」と述べた(来栖三郎「泡沫の三十五年」七二頁)。