柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

ハートから愛

sasaki_makoto2009-01-11

ネグリ=ハートのマルチチュードをアソシエーションに言い換えると
柄谷行人になるようでもある。


ネグリ、ハート『マルチチュード 下』(NHKブックス)

 私たちはマルチチュードを、左翼を生き返らせ、改革し、あるいは政治的組織形態と政治的プロジェクトを具体的に提示しつつ左翼を再創出するという任務に貢献しうる概念だと考える。

水嶋一憲「解説 愛が〈共〉であらんことを――〈帝国〉からマルチチュードへ」

ネグリ&ハートはこのような愛のポリティクスをより具体的なグローバル民主主義の制度構築に結実させていくために、すでに『〈帝国〉』三部作の最後を飾る本に取りかかり始めている。それはいま二人の間で暫定的に『革命』と呼ばれているそうだ。