柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

イスラエルの問題から考えること

ラブキン『トーラーの名において』で記述されている
イスラエルに住みたい/住みたくないユダヤ人がいる、
イスラエルが受け入れる/受け入れたくないユダヤ人がいる
という問題は
朝鮮半島と在日韓国・朝鮮人の問題と似ていると思った。
どちらもオスマン・トルコや日本によって
国家が失われた時期がある。
第2次大戦後の冷戦構造によって分断されたドイツ、
東ヨーロッパ諸国、他の地域にも同様の問題があり
社会主義の崩壊」後、表面化し続けている。


スラヴォイ・ジジェクポストモダン共産主義』(ちくま新書

症候モードでは、現実らしく感じさせるイデオロギーの嘘が、「抑圧されたものの回帰」としての症候――イデオロギーの嘘という構造の裂け目――に脅かされるのに対し、フェティシュは実質、ある種の症候の裏返しとなっている。