柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

本年も宜しくお願いします。

sasaki_makoto2011-01-03

ヘーゲル『哲学の体系I』全集、第八巻

 哲学はしかし、懐疑論がそうであるように、弁証法の否定的成果にいつまでもとどまってはいない。


テオドール・W・アドルノ "Negative Dialektik" 『否定弁証法
木田元・徳永恂・渡辺祐邦・三島憲一須田朗・宮武昭訳、作品社)

 『道徳形而上学の基礎づけ』での定言命法の有名な定式のひとつにおいて、こう言われている。「汝は汝の人格ならびにあらゆる他人の人格における人間性〔人類〕をつねに同時に目的として扱い、けっしてたんに手段としてのみ扱わないように行為せよ。」ここでの「人間性」とはいずれにせよ、人びとのうちなる人間としての潜在的可能性であって、たんに統制的理念として考えられているだけかもしれない。


元日、親類と一緒に旭川護国神社に行って
生まれて初めて初詣に。
おみくじは大吉だった。

2日、渋谷パルコで思想地図βは品切れだったが
東浩紀からのメッセージがあった。
山城むつみドストエフスキー』(講談社)を購入。