柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

プラトン『国家』

エマニュエル・レヴィナス『歴史の不測 付論:自由と命令/超越と高さ』
合田正人・谷口博史訳、法政大学出版局

さらに(プラトン『国家』)第十巻では、人間の行為を神々と運命から解放し、必然性というものを選択から生じる責任に制限し、選択の自由に対していかなる障害も生じないように、その選択がなされる順番を籤引きに委ねている。