御堂筋線で新大阪に
6日、名古屋、大阪に
水村美苗『日本語が亡びるとき』(筑摩書房)
田中希生『精神の歴史』(有志舎)
を持って行った。
両者は共に福沢諭吉、丸山眞男、夏目漱石『文学論』、
ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』、柄谷行人に
言及している。
「然し是からは日本も段々発展するでせう」と弁護した。すると、かの男は、すましたもので、
「亡びるね」と云つた。
水村美苗『日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で』(筑摩書房)
言語について思考するのがいかに困難でありながら大切なことであるかを学んだのは、昔、イェール大学で仏文学を専攻していたときである。ポール・ド・マン、ショシャナ・フェルマン、マリア・パガニーニの諸先生に感謝する。また、当時、加藤周一氏、そして柄谷行人氏が日本文学を教えるために招かれていた。
田中希生『精神の歴史 近代日本における二つの言語論』(有志舎)
しかも、この不正確さは、アンダーソン(およびデリダ)に追随してしまったひとびと――たとえば柄谷行人のようなひとに、致命的な誤謬をもたらしてしまったようにみえる。
田中希生『精神の歴史』(有志舎)は、江戸時代の『解体新書』で神経がどう描かれたかという考察から始まる。全体として日本における神経、神経症、精神、精神病、精神病院(イタリアには無い)というような話題に特化した方が良かったと思う。和辻哲郎、大川周明が考えた「精神」に興味を持った。
7日、名古屋パルコで購入。
村井紀『反折口信夫論』(作品社)
福嶋亮大『神話が考える』(青土社)
大澤真幸『〈世界史〉の哲学 古代篇・中世篇』(講談社)
『リラックマ ぐうたらシールブック・やんわりシールブック』(主婦と生活社)