柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

マルクス、エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』(河出書房新社)

マルクスエンゲルスドイツ・イデオロギー』(廣松渉訳、河出書房新社

言語と意識は同年齢であって、――言語は、実践的な、他の人間にとっても実在するが故にまた私自身にとってもはじめて実存する現実的な意識である。そして言語が生成するのは、実在と同様、まずは他の人間たちとの交通の欲求、必需からである。

理念、表象、意識、こういったものの生産は、当初は直接に、人々の物質的な活動や物資的な交通。


ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン『確実性の問題』

われわれが行っていることこそが、われわれの言語ゲームの底に横たわっているものである。