柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

副都心線渋谷駅3番線

sasaki_makoto2012-06-21

ミルチア・エリアーデ
世界宗教史3 ゴータマ・ブッダからキリスト教の興隆まで(上)』
島田裕巳訳、ちくま学芸文庫

小王国のシュッドーダナ王とその妃マーヤーの息子として、一六歳で結婚した彼(仏陀)は、二九歳で宮殿を去り、前五二三年(もしくは五三二年)の四月か五月に「至上の完全な覚醒」に達し、残りの生涯を説教に費やしたあと、前四七八年(もしくは前四八七年)の一一月に八〇歳で亡くなっている。

その懐胎に際して、母親は汚れのないままで、菩薩は象、あるいは六カ月の赤ん坊となって母親の右の脇腹に入ってとされている(古い物語では、象が胎内に入る夢を母親がみたことだけが伝えられている)。その懐胎期間もまた汚れのないものであったのは、菩薩が子宮の中にではなく、宝石の聖櫃の中にとどまっていたからである。

 誕生の七日後、マーヤーは亡くなり、兜率天に神として再生する。


naminosadarou
@naagita @sasaki_makoto @Sukuitohananika 検索してみたら四世紀にヒエロニムスがBuddaが処女から生まれた、と言ってたみたいです。http://en.wikipedia.org/wiki/Parallels_between_Gautama_Buddha_and_Jesus#Birth_stories 異国の伝説をまた聞き+キリスト教フレームで消化のコンボに見えます。

6月19日 naagita
@naminosadarou @sasaki_makoto @Sukuitohananika フレデリックルノワール『仏教と西洋の出会い』http://www.amazon.co.jp/dp/4901510932/ は読みましたけど、そんな話は載ってなかったような……。

6月19日 naminosadarou
@sasaki_makoto @Sukuitohananika @naagita 男女関係にシビアなインドの、しかも純血主義の釈迦族というロケーションで処女懐胎、というエピソードを挿入するなら、ヴィドゥーダバ的な胸の悪くなるような要素も加わりそうなものですが……

6月19日 naminosadarou
@sasaki_makoto @Sukuitohananika @naagita そのリンク先の、釈迦が処女懐胎で生まれた、という話の初出は何なんでしょう?水野弘元『釈尊の生涯』には載ってませんでした。この本によると釈迦懐妊時には両親ともども35歳くらいとあります。

‏sasaki_makoto
@Sukuitohananika @naagita マリア=マヤという説は、池田大作だけでなくヨーロッパの学者も考えているようですね。http://d.hatena.ne.jp/sasaki_makoto/20120602
2012年6月18日 - 13:45

Sukuitohananika
@naagita イエスの言葉は仏教だった!、とかの話がなぜ世界仏教のフレームで出てこないんでしょうね。イエスの言葉こそシャカが言おうとしていたこと、として、全キリスト教史を仏教史として再構築するとか。