中上健次没後20年’12熊野大学夏期特別セミナー「ケンジアカデミア」
柄谷氏が中上作品と幸徳秋水について論じるという事で
大逆事件(明治天皇=父の暗殺計画)=秋幸の父殺し
という観点かと予想したがそうではなかった。
秋幸は父を殺そうとしたがその父が自殺
=路地を語り続けなければならないのだがその路地が再開発により無くなった
=昭和天皇の戦争責任を問うべきだったがその天皇が死去
という類比も考えられる。
『岬』(1976年)
『枯木灘』(1977年)
『地の果て 至上の時』(1983年)
sasaki_makoto
8月4日
柄谷行人「秋幸、または幸徳秋水」 文学界10月号に全編
seikoito
2分
宿に紀南新聞。奥泉さんとの中上健次「軽蔑」論トークが一面に。記事によると、参加者は色んなことを?したり?したようだ。 http://lockerz.com/s/231426443
23時間
小論文をもとに柄谷さんが講演。凄いクオリティの思考だった。世界史の中に自由民権運動を位置づけ、それと向き合う透谷と逃避する独歩や逍遥を分け、そこから中上と大逆事件を世界化する。文学から離れた人とは思えない。九月発売の文学界に載るらしい。
8月4日
熊野大学控室にて。「ラッコってなんだ? 俺はあのへんの区別がわからん」(柄谷さんの爆弾発言)。「海のビーバーと考えて下さい」(浅田さんの的確な即答)
8月3日
中上「軽蔑」論を奥泉さんとけっこう徹底的に戦わす。高良健吾くんに面白かったです!と言ってもらえてうれしかった。俺の説は真知子=中上、カズさん=新宮。共同体への無差別な愛と、故郷殺しとしての軽蔑。
8月3日
同じ電車に柄谷さん、奥泉さんも乗っていて、浅田さん高澤秀次さんとうどん屋。みんなに数日前柄谷さんからメールが届いたが、誰も開けなかったことが発覚。それがなんと久々の中上論だと判明! コピーを奪い合う。 http://lockerz.com/s/230755536