柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

マルクス ”Die Deutsche Ideologie” (三木清訳)

マルクス "Die Deutsche Ideologie" (三木清訳)

人は意識によって、宗教によって、その他好みのものによって、動物から区別せられ得る。

自然は人に対して初め一の全然外的な、全能な、侵し難い力として対立する、……それは自然についての一の純粋に動物的な意識(自然宗教)である。

……そこでこの自然宗教あるいは自然に対するこの一定の関係は、社会形態によって制約せられているとともに、また逆にこれを制約しているのである。