柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

「ヨハネによる福音書」

福音書は、日本書紀の本文と一書というよりは
日本書紀古事記の関係かもしれない。


新約聖書』(新訳聖書翻訳委員会訳、岩波書店
ヨハネによる福音書」(小林稔訳)

19 兵士たちが分けた衣服についての逸話
   (マルコ一五24b、マタイ二七35-36、ルカ二三34)

24そこで〔兵士たちは〕互いに言い合った、「これは裂いたりはせずに、誰のものになるか、それについて籤引きをしよう。

 彼らは私の上着を自分たちの間で分け、
 私の衣類について籤を引いた。

 すべてを成し遂げて息を引きとる(マルコ一五36-37、マタイ二七48-50、ルカ二三36、46)

30そして、頭を傾けて、霊を引き渡した。


使徒行伝」(荒井献訳)

1 イエスの昇天

 9こう言い終えると、イエスは彼らが見ている前で〔天に〕挙げられた。


ヨハネの黙示録」(小河陽訳)

 六つの封印の解除

6 12私は〔子羊が〕第六の封印を解くのを見たが、〔その時、〕大地震が起こった。

16そして、山々や岩々に向かってこう叫ぶ、「私たちの上に落ちて、玉座に座っておられるお方の顔と子羊の怒りとから私たちを隠しておくれ」。


佐藤研「マルコによる福音書 解説」

執筆年代は紀元後七〇年代と思われる。


佐藤研「マタイによる福音書 解説」

成立年代は紀元後八〇年代、場所は、ギリシア語が使われていた西シリアの、とある都市と思われる。


佐藤研「ルカによる福音書 解説」

成立年代は紀元後八〇年代、場所は、エジプトとパレスティナ以外の地中海沿岸の、ユダヤ教に強く影響された大規模の都市であろう。


小林稔ヨハネによる福音書 解説」

一世紀末、おそらく九〇年代にシリアかエフェソで成立したらしいが、後世への影響という点ではアレクサンドリアとも関係が深い。


荒井献「使徒行伝 解説」

本書はルカ福音書の続編なので、成立年代は九〇年代か。