柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

土浦・みょうがやで鯛の釜飯

sasaki_makoto2007-06-20

ルソー「言語起源論−あわせて旋律と音楽的写生について論ず」
『ルソー全集 第十一巻』(竹内成明訳、白水社

 文字は、言語を固定するもののように思われるが、じっさいにはそれを変質させているのである。語を変えるのではないが、その本質を変えてしまう。表現にかわって、正確さが問題になる。話すときには感情が表現されるが、書くときには観念の表現になる。


カント『永遠平和のために』(宇都宮芳明訳、岩波文庫

だがかれらは、かれらがもっている国際法の考えにしたがって、この方策をとることをまったく欲しないし、そこで一般命題としてin thesi正しいことを、具体的な適用面ではin hypothesi斥けるから、一つの世界共和国という積極的理念の代わりに(もしすべてが失われてはならないとすれば)、戦争を防止し、持続しながらたえず拡大する連合という消極的な代替物のみが、法をきらう好戦的な傾向の流れを阻止できるのである。


宇都宮芳昭「解説」カント『永遠平和のために』(岩波文庫

これに対して、理性の立場からすれば、諸国家がそれぞれ独立した単位として、一国内の共和国体制に似た世界共和国を形成することができれば、それが永遠平和の維持にとってもっとも望ましいことであろう。しかしそれぞれが国家権力をもつ諸国は、理性が正しいと認めることでも、具体論としては斥けるから、そこで世界共和国という積極的理念の代わりに、独立した諸国家の国際連合という「消極的な代替物」が、実現可能な世界平和維持の手段とされるのである。


みょうがや http://www.piazza.ne.jp/piazza/gourmet/index.asp?mode=detail&id=937
英玲奈 http://yaplog.jp/erena/