『批評空間』第1期,no.3, 1991.10
no.3, 1991.10「特集=近代日本の批評 カント(再)発見」
特集 近代日本の批評
● 浅田彰・柄谷行人・野口武彦・蓮實重彦・三浦雅士「共同討議 「近代日本の批評」再考 第三項の崩壊と母系制への回帰」(1991.7.26.)
● 野口武彦「煩悶、高揚、そして悲哀:近代日本の「批評」の発見」
● 絓秀実「俗語革命と「詩(ポエジー)」:小説的モダニティの構造・序説」
● 小森陽一「近代批評の文体:北村透谷と斎藤緑雨」
● 川村湊「「植民地文学」と「大陸文学」:昭和批評の一側面」
● 小特集 カント(再)発見
● Paul de Man「カントにおける現象性と物質性」(吉岡洋訳)
● Rodolphe Gasché(ロドルフ・ガシェ)「単なる視覚について」(吉岡洋訳)
● Gilles Deleuze「カント哲学を要約しうる四つの詩的表現について」(田中敏彦訳)
● 子安宣邦「『古事記伝』・自己同一性の言説:美しき「口誦のエクリチュール」復元の幻想」
● 村井紀「「遠野物語」の発生」
● 丸山洋志「「われわれ建築家」の「伝統」:ピーター・アイゼンマンの建築について」
連載
● 松浦寿輝「イメージ帝国主義の黎明:エッフェル塔試論3」
● 八束はじめ「スターリンの建築」3
● Slavoj Žižek「イデオロギーの崇高な対象 第1部=症候」3(鈴木晶訳)
● 岩井克人「貨幣論」3
● Thierry de Duve「デュシャン以後のカント/デュシャンによるカント」2(松浦寿夫訳)
● 柄谷行人「編集後記」(1991.8.10.記) / 浅田彰「編集後記」