柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

台湾への定住

世界宗教史7 諸世界の邂逅から現代まで(上)』
(ミルチア・エリアーデ原案、奥山倫明・木塚隆志・深澤英隆訳、ちくま学芸文庫

ヴァルデマール・シュテーア「多様性と全体性――インドネシアの宗教」

 あきらかに新石器時代の開始とともに、東南アジア群島部への南モンゴロイドオーストロネシア人の移住が始まった。これら今日のインドネシア人の祖先は、おそらく中国の沿岸部から来たと思われる。最近の研究によると、台湾への定住(紀元前四〇〇〇年頃)がその最初のものであった。約一〇〇〇年ほどおくれて彼らはフィリピンに達し、さらに一世紀後に群島の残りの部分を手中にしたように見える。

ヴァルデマール・シュテーア「マナとタブー――オセアニアの宗教」

また、イモを贈られた者は――彼が自分の面目を失いたくなければ――次の機会に、少なくとも同じ量のイモを贈り返さなければならなかった。