柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

セム語族

田川建三『書物としての新訳聖書』(勁草書房

 今ではよく知られているように、キリスト教発生当時のパレスチナの言語はアラム語である。

古代オリエントの言語はほとんどセム語に属する。たとえばヘブライ語アラム語、シリア語など。現代の言語のうち最も流布しているセム語は、むろん、アラブ語である。