柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

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【特集 生きるためのアート】
現在の経済状況をレヴィ=ストロースの「野生の思考」に立ち戻って考えると、どう見えるのか? 「アート(芸術、学術、建築)」という言葉を、生きること、活動することと密接にかかわるものとしてとらえなおし、「栽培された思考」とは違うさまざまな表現方法について問う。

内田樹                               
大人になるための経済活動
交換経済から贈与経済へ

石山修武                                 
生き延びる技術としての建築(アート)
人間に還ってくる時代の「器用仕事」

想田和弘                           
ドキュメンタリーにメッセージは必要か?

●対談 東浩紀+西山雄二                    
アナクロニックな時間のつくり方
人文知の継承のために

●雨宮処凜                          
メディアアクティビスト パク・ドヨン インタビュー
韓国で今、もっとも「熱い」現場でタダ同然で生きるステキな活動家

【コラム】
●辻村英之                          
フェア・トレード研究における制度派経済学の役割(その2)
複数の規範的秩序原理による農産物の格付(品質規定・評価)

稲葉振一郎Review of the Previous Issue
社会学者はなぜ革命の夢を見るか?

【連載】
柄谷行人
『世界共和国へ』に関するノート(14) 最終回
世界同時革命

山折哲雄
現代の往生試論 その2
親鸞の往生観について

山下範久
ポスト・リオリエント 第7回
ウォーラーステインの蹉跌――ポスト・リオリエント的ヒストリオグラフィのために

●岩根邦雄
生活クラブと私の魂胆 その3
活動家は三パーセント程度論

鈴木一誌
デザイン覚書18 
白い街