柄谷行人を解体する

批評家・柄谷行人を―カント、マルクスを視軸にして―読む

男と女、五分と五分

熊野速玉大社社務所資料 遠く神代の昔、大和を目指す神武天皇一行が熊野山中で道に迷い、困っておりました。そこに現われた三本足の鳥「ヤタガラス」、熊野権現の使者として天皇に道案内を申し出て、無事一行を大和へ導きました。 中上健次『軽蔑』(集英社…

1日、小田原から新幹線で名古屋に

92年だろうか 札幌で仕事をしていた父の所で 中上健次、熊野大学を語ったり、墓を訪れる 柄谷行人を映した教育テレビの番組を見た。 先週8月2日、名古屋パルコで購入。 AIR JORDAN 11 RETRO WHITE/BLACK-DARK CONCORD 「別冊太陽 中上健次」 「地球の歩き…

中上健次没後20年’12熊野大学夏期特別セミナー「ケンジアカデミア」

柄谷氏が中上作品と幸徳秋水について論じるという事で 大逆事件(明治天皇=父の暗殺計画)=秋幸の父殺し という観点かと予想したがそうではなかった。秋幸は父を殺そうとしたがその父が自殺 =路地を語り続けなければならないのだがその路地が再開発により…

悲劇の誕生

F・ニーチェ『悲劇の誕生』(西尾幹二訳、中央公論社)この夢がどんなに生き生きとした現実性をそなえていても、われわれは、やはりこれは仮象であるという感じをほのかながらいだくのである。 高橋順一「訳注」テオドール・W・アドルノ『ヴァーグナー試論…

存在論的

エマニュエル・レヴィナス『倫理と無限 フィリップ・ネモとの対話』(西山雄二訳、ちくま学芸文庫)思うに、机上の読書に頼ることがきわめて懸念され、人間の「存在論」に関して書物を参照するということが過小評価されています。直線的で等質な時間には還元…

7.29脱原発国会大包囲

日比谷公園でassociations.jpの方々に会う。 デモで東電本社前など。 日比谷公会堂のカフェで休憩。 熊野大学の話をする。 国会包囲に向かうが、 国会周辺がデモで非常に混乱している中、 予定があるので有楽町線・桜田門駅に。 http://associations.jp/arch…

柄谷行人BAR

昨日の19:45頃、高円寺のなんとかBARまで行ったが 予定があるので中に入らず帰った。 松本哉 ‏@tsukiji14 柄谷ファンも続々登場!! http://pic.twitter.com/1f6cp8EL柄谷ファンも続々登場2 http://pic.twitter.com/k5YayiZE柄谷さんまだゴキゲン!! http:…

ヴァーグナー『芸術と革命』序文

ヴァーグナー "Gesammelte Schriften und Dichtungen" 『芸術と革命』序文しかし私は、私がこの――同じフォイエルバッハの著作から彼が使っているのと同じ意味で借りてきた――エゴイズムとコミュニズムの対立という指標について、ここで私のなかに生まれてきて…

7.16「さようなら原発10万人集会」

この前、新宿をデモしていて アルタ、紀伊國屋ホール、KDDI、NSビル、南口など 僕の新宿の様々な記憶が 脱原発に塗りつぶされていくと思った。栗原信義さんのバイクに乗ると 東京で電車が交通手段だった僕には 知っていた街の風景もかなり印象が変わる。昨日…

【批評空閑】柄谷行人を解体する43【明大前下車】

http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/philo/1342437769/ 【批評空閑】柄谷行人を解体する43【明大前下車】 1 :鏡像段階論 in OSAKA City:2012/07/16(月) 20:22:49.06 0 柄谷行人 「オレがデモをすると何か言うヤツがいるが、オレはそれについては何も語ら…

ヨーハン・ヤーコブ・ヴァーグナーの四つの図式

カール・シュミット『政治的ロマン主義』(みすず書房)全宇宙、全学問、全芸術を主体は一挙に抱き取る。その際の梃子は自然哲学の武器庫から取って来る。ここでもまた哲学的構成は、たといそれがヨーハン・ヤーコブ・ヴァーグナーにおけるように抑制もなく…

カール・シュミット『政治的ロマン主義』(みすず書房)

カール・シュミット『政治的ロマン主義』(大久保和郎訳、みすず書房)カントが好んでその変革的意義を主張したコペルニクスの惑星系とともに地球は宇宙の中心であることをやめた。デカルト哲学とともに古い存在論的思考の動揺ははじまった。「私は思う、故…

コーラン、旧約聖書、新約聖書

山本芳久「真理の開示の形式としての「スコラ的方法」――トマス・アクィナスの感情論を手がかりに――」 『イスラーム哲学とキリスト教中世 I 理論哲学』(岩波書店)というのも、『クルアーン』の中には、旧約聖書や新約聖書に登場する数多くのメッセージが微…

イスラーム哲学とキリスト教中世

山内史朗「存在論と論理学のはざま」 『イスラーム哲学とキリスト教中世 I 理論哲学』(竹下正孝・山内史朗編、岩波書店) まず、神学と言っても、民間信仰と結びついたり、異端的信仰の温床となったりする場面と、規範性を具え、既成の秩序と結びつく場面と…

栗原信義さんと池袋リブロ、油そば、アキバ

6日、渋谷神南郵便局で熊野大学の参加費を振り込む。 池袋リブロで栗原信義さんと会う。宮崎学『「自己啓発病」社会』(祥伝社新書) 『ミシェル・フーコー講義集成13 真理の勇気』(筑摩書房) 「思想」2012.7 高城剛『身体の再起動』(マガジンハウス) …

原発やめろ野田やめろデモ!!!!!

1日もassociations.jpの方々に会った。 デモの後、銀座ライオンでの打ち上げに参加。 「松本さんが柄谷さんの声明文を代読したそうですよ」 「素人の乱の柄谷行人と言ってました」 「大飯が再稼働したらしい」 http://www.asahi.com/national/update/0701/T…

6.29緊急!大飯原発再稼動決定を撤回せよ!首相官邸前抗議

associations.jpの方々に会った。 官邸近くの道路がデモの人々に埋め尽くされた。 参加者は20万人だったという。 http://associations.jp/archives/1867

普遍主義的な目的

ミルチア・エリアーデ 『世界宗教史4 ゴータマ・ブッダからキリスト教の興隆まで(下)』 (柴田史子訳、ちくま学芸文庫)しかし、ヘレニズム時代、とくにローマ帝国のもとではこれらのオリエントの宗教は民族性を失い、構造のうえでも救済論においても、普…

仏陀とその時代

エリアーデ『世界宗教史3』(ちくま学芸文庫) 生まれるやいなや、菩薩は北に向かって七歩進み、獅子の「咆哮」によって、「私はこの世でもっとも高貴な者、すぐれた者、最年長の者である。これは私の最後の誕生であり、将来ふたたび新たに生まれかわること…

6.22緊急!大飯原発再稼動決定を撤回せよ!首相官邸前抗議

アキバで用事があったので 19時過ぎに首相官邸前に着いた。 今までの官邸前と違って 地下鉄の駅からお祭りのような雰囲気。 「再稼動反対!」 警察の動員もそれほど多くなく 特にデモ隊と対立しているようでもない。 デモの人々が歩道からあふれ 警察は車道…

副都心線渋谷駅3番線

ミルチア・エリアーデ 『世界宗教史3 ゴータマ・ブッダからキリスト教の興隆まで(上)』 (島田裕巳訳、ちくま学芸文庫)小王国のシュッドーダナ王とその妃マーヤーの息子として、一六歳で結婚した彼(仏陀)は、二九歳で宮殿を去り、前五二三年(もしくは…

柄谷行人・池田雄一「政治と思想」 朝日カルチャーセンター・新宿

「イオニアで自然哲学が発生したのは 紀元前800年頃の移民による。 アメリカ東部へのイギリスからの移民は イオニアと似ている。 アイスランドで10、11世紀に 口承ではない文字による文学が発生したが これもイオニアと同様、ノルウェーからの移民による」日…

13日、父が亡くなりました。

16日に新宿の柄谷行人、 19日に武道館の布袋寅泰に行けというように。脳挫傷、肺癌。77歳でした。 旭川十条病院。 やわらぎ斎場・春光。 大休寺、住職・永井賢史。 旭川聖苑。

大飯原発再稼働反対! 6.9首相官邸前アクション

冷たい雨の中、associations.jpの方々が来ていた。首相官邸一周を始めようとするが 官邸周辺で禁止されているノボリを立てようとしたというより 警察からゼッケンを付けるなと言われ 行進の先頭で揉めて 行進がなかなか始まらなかったらしい。やっと行進が始…

遊牧民族

カール・カウツキー『キリスト教の起源』(法政大学出版局) ステップや砂漠は貧しいが好戦的な遊牧民族をうんだ。 これにたいして、東方では中央アジア、西方ではアラビアが好戦的遊牧民の無尽蔵の貯蔵庫となった。 彼ら(ヘブライ人)がベドゥイン族〔砂漠…

キリスト降誕物語の仏教的特色

カール・カウツキー『キリスト教の起源』(法政大学出版局) われわれがルカによる福音書で見るようなキリストの降誕物語は仏教的特色を示している。 プフライデガーは論じていう。この物語はいかに非歴史的ではあっても、ルカの福音書の筆者は、これを勝手…

「Baby cruising Love」の歌詞について

Perfume「ポリリズム」のポップ性を 前から考えていたが 「Baby cruising Love」が面白い曲だと思った所だった。Perfumeの曲では珍しく耳に残る歌詞が多い。 「恋の運命は 愛の証明は」 「何かが似ているかもね」「恋の運命は 愛の証明は」とメロディが同じ …

「ポリリズム」の歌詞について

Perfume「ポリリズム」の歌詞は ほとんど五音、七音のようだ。 五七調と言えるかは分らない。 くり返すのは類似した歌詞だけではなく 音数もと言う事になる。 短歌というより長歌的なのだが 短歌の末尾と同様の七音の連続が 反復=テクノミュージック、催眠…

カール・カウツキー『キリスト教の起源』(法政大学出版局)

カール・カウツキー『キリスト教の起源』(法政大学出版局) キリスト教はその初めには明らかにさまざまの種類の無産階級の運動でもあった。 また家畜の私有はあるが、野獣は私有ではない。 ところが、私有財産がうまれるとともに、はやくも経済的不平等の可…

電力館は平成23年5月31日をもちまして、閉館いたしました。

25日、中居ちはる・大城かえでのオフ会の 集合場所、渋谷・シダックスに行ったら 隣の電力館が閉館していた。カラオケボックスで 中居ちはるさんは僕の隣で 「残酷な天使のテーゼ」などを歌ってました。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E5%8A%9B%E9%…